イベント・ドリブン、日本上陸。

シリコンバレー発、イベント・ドリブン型アプリケーション開発プラットフォーム「VANTIQ」がついに日本で提供開始となりました。今や多くの企業が関心を向けているIoTやAIの価値をさらに高めると予想されているのが、この「イベント・ドリブン」という技術です。イベント・ドリブンは、この先日本のビジネスシーンにどのような影響を与えるのでしょうか。

イベント・ドリブンとは

日本ではまだあまり馴染みのない言葉ですが、既にアメリカではさまざまな成果を上げ注目されている技術です。「イベント・ドリブン」とは、イベント(=何かが発生すること)をリアルタイムに取得・処理し、アクションを起こす仕組みのことを指します。加速するデジタル社会において、求められるリアルタイム性に即したスピードで意思決定やアクションを行うには、このイベント・ドリブンという技術が大いに貢献するのです。

イベント・ドリブン型アプリケーションで実現できるのは、単なるアラート通知やデータの可視化のみではありません。既存のビジネスアプリケーションとの一番の違いは、発生したイベント情報を他システムの情報やデータと連携・分析し、次に必要なアクションを送信してくれる点です。

イベント・ドリブン型アプリケーション開発プラットフォーム「VANITQ」

このイベント・ドリブン型アプリケーションを自由に開発できるプラットフォームが、先日日本で提供開始となった「VANITQ」です。このプラットフォームは、イベント・ドリブン型アプリケーションの開発・保守・運用に必要な機能を全て包括した単一プラットフォームです。ビジュアルツールを内包しているため、ほとんどコーディングを必要とせず、項目のドラッグ&ドロップやパラメーターの設定をブラウザ上で行うだけで複雑なアプリケーションの作成ができます。開発したアプリケーションは、クラウド、オンプレ、エッジノード、モバイル端末などに展開が可能となっています。
どんなにITが進化を遂げても、ビジネスの重要な意思決定においては人の判断が必要です。VANTIQで開発できるアプリケーションは、適切な人に、適切な情報を、適切なタイミングで提供する「マン・マシン・コラボレーション(人とマシンの協業)」の仕組みも用意しています。例えば、インフラ業における機器の故障対応で利用すると想定します。機器の故障が発生した際、まず半径5km以内にいるエンジニアのスマートフォンに一斉通知し、対応可否を回答してもらいます。その結果を受けてマシンが担当者をアサインし、故障発生地点の位置情報や必要なマニュアルを送信。担当者は情報の確認や作業指示に対する報告をスマートフォンから送信します。このような人とマシンが連携しながら業務を進めていく仕組みを実現することができるのです。
その他にも、以下のようなシーンでマン・マシン・コラボレーションの仕組みを活用することが可能です。

・製造業:異常情報・異常予知情報に対するリアルタイムでの作業員への指示、適切な担当者への情報提供
・鉄道業:混雑状況や運行情報をリアルタイムで検知し、係員への適切な指示や安全措置・異常情報の連携を実現
・航空業:IoTセンサーや既存システム、モバイル端末など複数のデータをリアルタイムに処理することにより、運行ルートやフライトスケジュールの調整、乗客や貨物対応などをスピーディーに実行
自動販売機内の飲料残数や温度、配送車の位置情報などのモニタリング例。基準値を超える(または下回る)とアラートが上がるようになっている。
スマートデバイス向けアプリケーションを標準機能として提供。半径5km以内の配送担当者へ補充依頼通知が届き、担当者は対応可否をスマートフォンから回答する(左)。作業後内容の報告もスマートフォンからガイドに従って入力・送信することができる(右)。

ビジネスにおける重要な意思決定をよりスピーディーに

ビジネスシーンにおいて発生するさまざまなイベントをリアルタイムに処理することで情報の質を高め、人の迅速な判断や対応を支援するのがVANTIQです。さまざまなテクノロジーが進化を続ける中、これからの社会ではよりスピーディーな判断やリアルタイムでの対応が必要となってくることは間違いないでしょう。この「イベント・ドリブン」という技術は、やがて日本のビジネスシーンにも大きな変革をもたらすのではないでしょうか。

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